【ラペオニア実物レビュー】初心者さんにもおすすめ、“デカール”を使ったメイク!ドールオーナー・めぐつきさんがTinyFox新作PONPONGヘッドをレビュー!

インタビュー

TinyFoxより発売、新作の1/6スケールPONPONGヘッド。今回は、ドールオーナー兼ディーラーのめぐつきさんを迎えて、本商品をメイク&真剣レビューして頂きました。

めぐつきさんと共に、今回のメイクのテーマや実際の使用感、感想をまとめたレビュー記事をお届けします!

▲1/6スケール新作PONPONGヘッド(頭囲:17.5cm)


■ドールオーナープロフィール
名前:めぐつき
ディーラー名:FANTASIC WORLD
エックス:@__fw108

めぐつきです。
ドールが好きです。
ハチワレの猫を2匹飼っています。


――初めまして、ラペオニア編集部ライターの笹本です。本日はよろしくお願いいたします!

「めぐつきです。よろしくお願いします!」

――それでは早速……今回のこのPONPONGヘッドは二次元系キャラクター表現に合わせてデザインされているのですが、実際みて触れてみていかがでしたでしょうか?

「ちょっと難しかったです…!カスタマーさんでも結構難易度が高いと思います」

――ちなみにどういった点が?

「こちらのヘッドは絵の具でメイクしていく描き目、アイペイントをすることになると思うのですが、左右対称に描くことってめちゃめちゃ難しいことなんです。アイホールが開いている子だったら、そこをベースに縁にメイクを施していけば左右対称に出来ますが、(このヘッドは)その目安がなく窪みもないのでどの位置にアイを施したらいいのか難しかったです」

――なるほど。たしかに、こちらは窪みがないヘッドです。

「私自身も、アイホールが開いている子以外のメイクは今回含めて2.3回しかやったことがなかったので、それを踏まえた上で「初心者さんは大変だな」と思いながら試行錯誤しました。でもアニメ的な表現はかなり出来ると思います!ドールっていうよりはフィギュア寄りかな」

――うんうん。めぐつきさんのメイクは眠り目の子ですね。

「それが今回、描き目ではなくデカールを使用しているんですよ!PCでアイのデータを作成して自宅で印刷しました。デカールを貼る際の向きや角度は自分で調節しないといけませんが、出来るだけ左右対称になるようにしました」

※デカール・・・プリントされ、転写するだけの状態になったシート(シール)

――このまつ毛の部分はシールってことですよね?!パッと見、シールって分かりませんでした…。

「分からないですよね!目はデカールで目以外の眉毛や二重の線などの細い部分はシールにすると難しいので、そこは目を基準に自分で描きました」

――今、まつ毛を見ていたのですが上の白いハイライト的な線もありますね。

「それは描き足しました。これでいいのかな?と思いながら(笑)」

――いやいや、可愛く仕上げてくださってありがとうございます!ちなみに、メイクをする際にどういった雰囲気の子をイメージされましたか?

「最初はもうちょっとおっとりしたイメージで作っていたのですが、急にいたずらっ子っぽい感じにしようかなっと方向転換したのでデカールの角度を吊り目に貼って、いたずらっ子っぽい感じにしてみました!」

――本当だ、ちょっと吊り目になっていますね。髪色も銀髪だと思うのですが、ウィッグも最初に決めていましたか?

「ウィッグは後で似合いそうなものを選びました!実はメイクは「誰でも可愛く作れるメイク」を意識しています。デカールさえあれば、貼って剥がしてのやり直しも出来ますし、初心者の方でも笑顔や眠り目など自分好みのメイクが出来ると思います。今回は初心者の方に「デカール」がおすすめなんじゃないかなと、そういったコンセプトで作ってみました。デカールを貼るのは思いのほか難しくて練習しました(笑)でも少し練習さえしたら比較的に誰でも出来るものだと思います」

――「デカール」、初心者の方にぜひおすすめしたいですね!初心者さんでアイメイクに挑戦しようと思っている方、ぜひデカールという方法も一候補に入れてみてください。

話が変わってしまうのですが、気になったことがあって…この子のお洋服、Tiny Foxのものですよね?!

「ノーミくんをお迎えしたので、せっかくだし着せてみました!実は、PONPONGヘッドをレビューする以前からTiny Foxのヘッドも触っていて、好きなヘッドも何個かあってお世話になってます(笑)」

――ありがとうございます!!

正直にお話しすると以前、ヘッドをボディに着けると少し(ヘッドが)浮いて見えるというご指摘をいただいたのですが、今回もちょっと首が長く見えますよね……。

「それはありますね…。おそらく、ヘッドの方が三頭身のようなデフォルメ系の子向けなのかな?と思いました。1/6ボディの背が高いので、浮いて見えるかも知れませんね」

――たしかに、1/6がちょっと大きく感じますね。

「とはいえ、このスタイルがお好きな方ももちろんいらっしゃると思います。私的にはもう少しヘッドを大人っぽくするか、もう少し小さなボディがあったらいいなぁと。ここは好みのお話になってきちゃいますね」

――制作時間はどれくらいかかりましたか?

「YouTube用の動画を撮りながらだったので3時間くらいかな?4時間はかかっていないと思います!」

――3時間でこんなに可愛い子が誕生するんですね!ドール関連のYouTubeも開設されていて、めぐつきさんはドールオーナー歴はどれくらいなんでしょうか?

「正確には覚えていないのですが10年くらいかな?カスタマーとしてはヘッドから始まり、最近はアイやウィッグも作ってます。最近といってもウィッグはここ2・3年前から、アイは5年くらい前から作っています(笑)」

――ちなみに、ドールにハマったきっかけは何ですか?

「初音ミクが好きで、そのドールをお迎えしたのが1番最初で、そこからハマっていった感じでした。友人が『アイドルマスター』のドールを持っていて「私も着せ替えたいなぁ」って(笑)」

――好きが高じて、作り手側になったんですね。

「でもみんな同じなんじゃないかな?好きなキャラに好みのお洋服を着せたいとか、自分の好きを詰め込んだ好みの子を作れたらいいなぁっていう気持ちから作り手になる方は多いんだろうなと思います」

「私は細かいことをするのが好きっていう性格なだけで、手先が器用な訳ではなくて…細かい作業が嫌じゃない方は向いているのかも。私の場合、1番は写真を撮るのが好きだったので、そこも影響していると思います。カメラはドールに触れる前から好きでした。」

――そうだったのですね!レビューやめぐつきさんについて、たくさんのお話を伺えて楽しかったです。それでは最後に、改めてドールの1番の良さはどういったところだと思いますか?

「私はこのドールという世界に初音ミクから入ってきたので、『自分の好きな子(推し)が三次元に召喚できる』ところです。良さはたくさんあるのですが、1番はこれですね。皆さんもぜひドールに触れてみてください」

――ありがとうございました!


■ライタープロフィール

ニックネーム:sasamoto chihiro
出身地:日本・東京都
エックス:@tiam_00 
自己紹介:2021年に日本大学芸術学部文芸学科を卒業後フリーでライターをしております。

現在は「アニメイトタイムズ」「クウネル・サロン(マガジンハウス社)」「リアルサウンド」などで活動中。


ラ・ペオニア運営会社の株式会社ジニヤズでは、若手クリエーターたちの作品や発想、活動をインタビューを通して世界中の多くの人々に伝えることを応援しております。

多言語(日中英)翻訳と情報発信のサポート、ビジネスチャンスのクロージング斡旋も行っております。インタビューや業務提携などのご希望がある方は、お気軽に「お問い合わせ」までご連絡くださいませ。